月別:2021年03月

2021年㋃3日(土)~5日(月)まで、法隆寺では

 

聖徳太子1400年御聖諱法要

 

行われます。

 

しかし、西院伽藍内への入場は出来ません。

 

そこで、動画で生ライブ配信が下記で行われます。

 

生ライブ配信先⇒ 朝日デジタル

100年に一度の聖徳太子1400年御遠忌法要が2021年4月3日~5日にかけて行われます。

 

奈良県や斑鳩町にとっては観光客を呼び込む大イベントの予定でしたが、コロナの影響で大々的なPRが出来ない状況です。

 

100年前の1300年御遠忌はどうだったのでしょうか?

 

この時の様子を3月26日付けの朝日新聞デジタルに掲載されています。
⇒ 今こそ知りたい聖徳太子 1400年遠忌を前に

 

<記事から抜粋すると>

1300年御遠忌は、1921年(大正10年)に行われました。

当時の法隆寺は財政難で苦労をしていた。

 

その窮地に協力したのが、NHKの大河ドラマの主人公で、新1万円札の肖像になる

渋沢栄一

だった。
聖徳太子も1万円札の肖像になっていたので縁があったのかもしれない。

 

まず、

・1918年(大正7年)奉賛会設立。

・上皇さまの祖父の久邇宮邦彦(くにのみやくによし)を総裁に。

・紀伊徳川家15代当主の徳川頼倫(よりみち)を会長に。

・渋沢栄一は副会長に。

 

これにより、聖徳太子1300年御遠忌は国を挙げてのイベントとなった。

法要は4月11~17日の1週間にわたり、皇室をはじめ、当時の原敬首相も参列した。

参拝者は約26万人に上ったという。

当時は、名古屋から関西本線で法隆寺に行く方法が主流だった。

朝5時に出る汽車がすぐに満員になったそうだ。

 

1300年御遠忌により法隆寺の存在が重要視され、

1934年(昭和9年)に法隆寺を国として守っていく法隆寺国宝保存事業部を設けた。

 

今年の1400年御遠忌は厳かに粛々と開催されるだろう。

 

1300年御遠忌の写真展は、法隆寺iセンターで開催中です。

法隆寺に一番近い宿。

 

門前宿、和空法隆寺

 

 

ホテルを出て、法隆寺南大門までは1分もかかりません

 

宿泊サイトの評価も4.4以上高評価です。

奈良県民のお得なプランもあります。

 

文化体験、写経、法隆寺ガイドなど、宿泊だけでなくいろんなおもてなしをしてくれます。

 

門前宿、和空法隆寺HP ⇒ こちら

法隆寺ゆかり展-定胤師と良謙師を中心に-

聖徳太子1400年御遠忌に合わせたイベント。

 

イベント名:

法隆寺ゆかり展-定胤師と良謙師を中心に-

 

場所: 法隆寺iセンター

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1-8-25

 

期間: 2021年3月20日~4月11日

 

料金:無料

 

時間: 9:00~16:00

 

問い合わせ:斑鳩町観光協会 0745-74-6800

 

展示内容:

1921年、法隆寺で1300年御遠忌法要を執り行った第123世管主佐伯定胤(じょういん)師、弟子で第124世管主佐伯良謙師の書や掛け軸、書籍、関係の品。。

 

・十七条憲法の「以和為貴(和を以って貴しとす)」などの書を掛け軸にしたもの

・法隆寺の昭和の大修理の際、学者が五重塔の秘仏調査を希望したことに対し、許可を出したくない定胤師が、葛藤する心情を友人に送った貴重な「書簡」

・1300年御遠忌を記念して作られた一千三百塔、聖徳太子2歳像など28点

 

展示掛軸

・黙(もく)

・福聚海(ふくじゅかい)

・雲共我無心(くもとわれとむしん)

・安禅制毒龍(あんぜんどくりゅうをせいす)

・以和為貴無忤為宗

(わをもってとうとしとなす、さからうことなきをむねとせよ)

・観空境逾寂

(くうきょうをみていよいよしずかなり)

寒山詩の一節

・夢(ゆめ)

・南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)

・日々是好日(にちにちこれこうじつ)

・八風不動萬古不変(はっぷうふどうばんこふへん)

・無染(むせん)

・舎利子見よ空即是色の花盛り

・和(わ)

・一期一会(いちごいちえ)

・以和為貴(わをもってとうとしとなす)

 

法隆寺参拝前や帰りに寄って下さい。